海底炭採炭の基地として周囲を埋め立てた人工島。
1810年頃石炭が発見され、佐賀藩が小規模の採炭を行います。明治23年(1890)から三菱の所有となり、本格的海底炭鉱として操業を開始。隣接する高島炭鉱とともに、日本の近代化を支えてきた炭鉱のひとつでした。最盛期には、鉄筋の高層アパートなど様々な施設が林立。5千人を超す人たちが生活しており、世界一の人口密度でした。昭和49年(1974)に閉山し、現在は無人島です。
長崎市の「長崎市端島見学施設条例」と「端島への立ち入りの制限に関する条例」により、見学可能エリアは一部に限られるものの、2009年4月22日から観光客が上陸・見学できるようになりました。旅行会社や海運会社が上陸ツアーを行っています。